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宮城県庁、仙台市役所界隈(戦前)<俯瞰>
宮城県庁、仙台市役所界隈(戦前)<俯瞰>

分類項目 県庁と市役所界隈 
タイトル 宮城県庁、仙台市役所界隈(戦前)<俯瞰> 
写真番号 22-36 
場所 仙台市
映像内容 絵葉書「(仙臺) [右方より] 縣廳。物産陳列所。圖書館。市役所の俯瞰」 / 宮城県庁は右奥の白い建物、右手前(ドームあり)が宮城県図書館、その裏が宮城県商品陳列所(昭和10年以降なら商工奨励館) →<*注 絵葉書説明文に物産陳列所とあるが、県庁舎完成の昭和6年当時は、ここは商品陳列所であり、その後昭和10年に商工奨励館に改称されているので、物産陳列所とは呼ばれていない筈> / 左(白いビル)が仙台市役所 / 中央の道は勾当台通で市電が走る / 図書館と商品陳列所(or商工奨励館)を含め一帯の木造住宅は、仙台空襲(昭和20年7月)で焼失

その他の建物(木造住宅)の説明は、備考欄参照

/ <建物の存続期間> 県庁=昭和6年~62年 / 市役所=昭和4年~41年秋 / 宮城県図書館=大正元年~昭和20年(仙台空襲で焼失) / 宮城県物産陳列場(明治34年11月開場、大正10年11月に「商品陳列所」に改称、さらに昭和10年2月に「商工奨励館」に改称、写真の建物は、大正13年に改築落成し昭和20年仙台空襲で焼失)

/ 戦前に、この場所を俯瞰撮影できる高い位置は、東一番丁の三越(仙台支店、昭和8年4月開店)しかないので、撮影は昭和8年以降
撮影年代 1933年(S8)4月~1939年(S14)の間 
撮影年代判定根拠 ①三越開店(カメラ位置) / ②昭和14年末以降は俯瞰撮影禁止(関連情報欄参照)
関連情報/参考文献 <俯瞰撮影禁止> 昭和14年12月12日の「軍機保護法」施行規則改正により、軍機保護のため、ビルや高台からの風景写真、俯瞰撮影を禁止
 
<関連映像> 前身の宮城県物産陳列場の初代建物は 99-090 に / 大正13年建設(建替え)された2代目の写真は、(1)写真 22-36 の他には、(2)【「宮城県百年」P36】に「宮城県図書館」と「改築後の物産陳列所」、(3)【「古写真に見る仙台の建築(東北大学建築学報第34号)」P42】
 
<商品陳列所>  98-055 に、「県庁付近の平面図」(昭和6年当時)あり (→物産陳列場の場所は、商品陳列所と表記)
備考 相沢靖雄さん(昭和7年生まれ)談(1996年)「写真左端の折れ曲がった木造は10軒くらいが入った長屋で、村上呉服店や右端角には浅野漬物店が入り、私もこの長屋に住んでいました。 図書館の向かい、右手前の長屋の右端は大黒屋さん(*)でした。この写真は三越屋上からの撮影です。商品陳列所は仙台空襲(昭和20年7月)の前の年に火事で焼けたと記憶してます。」

* 大黒屋(正面外観)は写真 76-17 、店内は 76-06  
カラー/モノクロ モノクロ 
分類内の通し番号
画像ファイル名 sendai5026 
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