思い出・時代の記憶
F-6 ラジオの思い出 | O.K. さん
時代 昭和8年 
関連する写真番号 65-02, 65-04, 98-082, 38-01 
<歩兵第四連隊兵士として、旧・満州各地を転戦>
 私は若い頃、仙台の「第二師団歩兵第四連隊」の兵隊で、満州事変勃発(昭和6年9月)から翌年にかけ、旧・満州各地での戦闘を経験しました。師団が昭和8年1月に仙台に「凱旋」した際は、市民の大歓迎を受けました。(写真65-02、65-04、98-082は仙台凱旋の様子)

<満州事変の「凱旋の歌」をラジオ放送で歌った>
(写真38-01) 昭和8年、NHK(仙台局)の古い木造の建物(スタジオ)で歩兵第四連隊のメンバーで「凱旋の歌」を合唱しました。 榴ケ岡小学校に1週間通って、先生のピアノに合わせて稽古しました。 四連隊にはピアノがなかったのです。 写真真ん中の女性がその時コーラスを指導いただいた当時榴ケ岡小学校の音楽の先生です。 (O.K.さんは奥田謙三さん、1995年にききとり)
多門師団凱旋①(第二師団)野砲兵第二連隊
65-02 | 多門師団凱旋①(第二師団)野砲兵第二連隊
多門師団凱旋②(迎える市民たち)
65-04 | 多門師団凱旋②(迎える市民たち)
多門師団凱旋⑤(司令部が多門通り通過)
98-082 | 多門師団凱旋⑤(司令部が多門通り通過)
ラジオで「多門師団凱旋の歌」を歌った歩兵四連隊兵士たち
38-01 | ラジオで「多門師団凱旋の歌」を歌った歩兵四連隊兵士たち
参考 編者注: 仙台に司令部を置く陸軍第二師団は、1931年4月からの満州駐箚中に、日本軍(関東軍)の謀略で9月に満州事変が勃発し、満州各地を転戦、1933年(昭和8年)1月に仙台に“凱旋”した。

「満州駐箚師団」とは、日露戦争の勝利で、日本が旧・満州(中国東北地方」に得た権益を守るため、内地から2年交代で旧・満州に駐屯させていた師団のこと。 
 
情報提供者 O.K. 
 性別
 生年 1909年(M42)
 住所 太白区 
 
ID 164 
分類 F-6 ラジオの思い出 
サブ番号
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