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天守台より仙台市内展望(3-1)
天守台より仙台市内展望(3-1)

分類項目 市内展望(天守台から) 
タイトル 天守台より仙台市内展望(3-1) 
写真番号 22-02-01 
場所 仙台市
映像内容 <絵葉書「仙臺市全景(二)」を複写~ 22-02-02 の左側と続き写真~> / 川は広瀬川、その手前は追廻練兵場(おいまわし) / 左の鉄橋は大橋 / その右上、コの字型は立町小学校、その右隣は仙台市公会堂「挹翠館」(ゆうすいかん、写真 98-058 )か?、左端は朝鮮館(写真 53-32 ) / その左上に仙台偕行社 / 大橋を渡った先の道には、軍隊(兵隊)相手の店が並ぶ(備考欄参照) / 大橋の右の川には砂利採りの舟か? / 上部まん中やや左に仙台市役所(塔のある白)、その右(ドームのある白)は宮城県庁または宮城県図書館

桜ケ岡公園見取図(昭和5~6年) 98-074 で、立町小学校、仙台市公会堂(挹翠館)、朝鮮館の位置関係がわかる
撮影年代 1929年(S4)~1933年(S8)の間 
撮影年代判定根拠 ①仙台市役所は昭和4年竣工 / ② 斎藤報恩会館 53-110 (昭和8年11月建設)や仙台簡易保険局 99-100 (昭和11年竣工)がないのでそれ以前
関連情報/参考文献 大橋が鉄橋(写真 44-07 )だったのは昭和13年迄 / 朝鮮館(写真 08-05 )=昭和3年の東北産業博覧会の展示館の1つ / 偕行社(写真 98-06099-09499-095 )=陸軍将校の倶楽部(明治19年竣工、洋風建築) / 仙台市役所(写真 99-010 )=昭和4年竣工 / 宮城県庁(写真 99-009 )=昭和6年竣工 / 宮城県図書館(写真 99-091 )は大正元年竣工(大正7年に宮城県立図書館を改称)

大正時代の(旧)大町一、二丁目から川内までの絵が仙台市博物館展示室近代の部にある

<青葉区・千葉久太郎さん(大正13年生まれ)の思い出「追廻で育つ」> 「父が軍人での追廻の官舎に住んだので、昭和5年から追廻で育ちました。/ 追廻には練兵場のほかに射撃場があり、小銃、機関銃、ピストル(拳銃)の射撃訓練の音が響いた。 日曜は休みなのに関係なくやっていた。 戦時体制に入ってからは、大橋を一般の人は渡さないことがあった(昭和15年ごろ)。/川から西は軍用地で一般の人は入れないことがあった。」
備考 <兵隊相手の店について、逸見英夫さん(郷土史家)談(1995年)>
 「大町通りの旧一~三丁目位の間には兵隊相手の食べ物屋、軍装屋、盃屋、古着屋、土産物屋などがあった。兵隊は除隊記念に盃などを買った。またのちに戦災復興記念館ができたあたりは、川内にある部隊の兵隊に面会に来る家族のための旅館が多かった。岩松旅館など。」

<宮城野区・丹野邦夫さん(大正12年生まれ)の思い出 「兵隊相手の土産屋」>
「大橋から大町にかけては、兵隊さんとその家族相手のお土産屋さんや食べ物屋さんが多かった。 杯や大手門の絵入りの風呂敷などを売っていた。 大橋のたもとには兵隊さん相手の飲食店が多かった。 大町には馬具を売っている店があったし、天狗の面の看板のある店もあった。」

<青葉区・一力みちさん(大正5年生まれ)の思い出 「兵隊相手の店」> 「除隊記念の杯を売る店(白崎さかづき店)があった。兵隊を終わった者が買って帰り田舎の親戚に配ったもの。」 
カラー/モノクロ モノクロ 
分類内の通し番号
画像ファイル名 sendai004 
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