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仙台七夕 「藤崎」の飾り物「東洋平和確保」
仙台七夕 「藤崎」の飾り物「東洋平和確保」

分類項目 七夕(戦前) 飾り物(2) 
タイトル 仙台七夕 「藤崎」の飾り物「東洋平和確保」 
写真番号 20-31 
場所 仙台市東一番丁・大町角
映像内容 絵葉書「仙臺名物。 七夕祭りの豪華版。 藤崎の飾物 昭和十二年八月六日撮影」を複写
/ 昭和12年7月7日の盧溝橋事件を端緒に日中全面戦争に突入、勃発からひと月後の七夕で、「藤崎」の飾り物は「東洋平和確保」 / 刀と平和の字の組み合わせがこの時代の日本を象徴している
/ この時、斜め向かいにあった藤崎北売場には「挙国一致」の標語が掲げられた → 写真 20-32
/ デパートの前を行き来する人々の往来はまだ穏やかな様子だが、当時満州(「旧「満州国」)に駐箚中だった仙台の第二師団と、この年に仙台で新たに編制された歩兵第百四連隊(この年に復活した第十三師団の隷下となる)が、12年夏~秋にかけ中国大陸に出兵、この夏以降、市民の間では出征兵士のための千人針や慰問袋作りが盛んになった / また、この年8月、映画の巻頭に「挙国一致」「銃後を護れ」の一枚タイトルが挿入され、戦時色が一挙に強まってゆく年だった
撮影年代 1937年(S12)8月 
撮影年代判定根拠 絵葉書に明記
関連情報/参考文献 これに先立つ昭和6年9月に日本は満州事変を起こし旧満州を占領、翌7年3月には日本の傀儡国家「満州国」を建国、国際連盟で非難された日本政府は、昭和8年3月に「東洋平和確立の根本方針につき、連盟と全然其の所信を異にする」として国際連盟脱退を通告、国際的な孤立を深めていた

備考 <挙国一致>
1937年(S12)日中戦争勃発を受け、「挙国一致」「尽忠報国」「堅忍持久」をスローガンに「国民精神総動員運動」が開始された  
カラー/モノクロ モノクロ 
分類内の通し番号 22 
画像ファイル名 sendai7047 
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