思い出・時代の記憶
G-7 仙台空襲 | S.I. さん
時代 昭和20年7月 
関連する写真番号 35-15 
<真っ赤に染まった南の空>
私は当時中学2年生(14~5歳)でした。昭和20年7月10日、仙台空襲の時は農村動員で、(農作業の支援のため)黒川郡落合村字松坂の高橋さんという農家に泊まっていました そのとき、ちょうど南の方の真っ赤に染まった空を、震えながらまんじりともせず眺めていました。 当然自宅は焼けたものと思っていましたところ、二日ほど過ぎてから父から家は焼けなかったと(知らせがあり)、安心しました。

<脳裏に残る焼け跡>
その後、動員は解除となり家へ帰って、X橋に立って眺めた焼け跡の風景が、この写真 35-15 の通りで、いまでもはっきりと(脳裏に)残っています。 よくこの写真を撮ったものと感心しました。
空襲焼失地域(A-1) 仙台駅西北側一帯(2)
35-15 | 空襲焼失地域(A-1) 仙台駅西北側一帯(2)
参考 編者注: 「農村動員」とは、戦時中、多くの働き手の男性たちが出征して人出不足だった農村部へ、生徒たちが勤労動員されたこと。生徒たちは泊まり込みで農作業を手伝った。 
 
情報提供者 S.I. 
 性別
 生年 1931年(S6)
 住所 青葉区 
 
ID 252 
分類 G-7 仙台空襲 
サブ番号 14 
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