仙台城(青葉城)の「大手門」[64-02]
明治4年以降、仙台城二の丸跡に東北鎮台(明治6年仙台鎮台、明治21年に第二師団と改称)がおかれ、師団司令部の正門 [99-080] となった。
1931年(昭和6年)に、「大手門」と脇にある「隅櫓」がともに旧国宝に指定されるが、1945年(昭和20年)の仙台空襲で焼失。戦後、昭和42年に隅櫓だけが民間の寄付により外観が再建された。
『宮城県郷土史年表』菊地勝之助著 P458
昭和6年12月14日、大手門と隅櫓は、瑞鳳殿 [99-086]、感仙殿 [99-089] とともに国宝に指定された。
『仙台城』(昭和42年 仙台市教育委員会発行)P24~25
大手門は軒高27尺、桃山式の特徴。正面向かって左に隅櫓、右側は多聞塀。
『仙台城』P246
「大手門正面と背面の全景写真」あり。
= 「分類D-12-01」の写真(写真番号は、正面が [98-072]、背面が [98-073] )
大手門の撮影年代の判定要素
分類「D-12-01 大手門」には、明治末期~昭和戦前期の大手門の写真が計13枚あるが、門の前や脇にある4つの要素(門の脇の電柱、歩哨舎、門につながる道の柵、門の前の標柱)の有無を組み合わせると、撮影年代をある程度絞り込める。
→ 参照 関連資料 D-12-01(大手門の撮影年代判定要素表)