【解説】G-27-03 高齢者並軍人家遺族慰安演芸大会

町内(昭和15年11月からは「公会」とその下部の「隣組」)は、食糧・衣類・日用品の配給、情報周知と意思統一、防空演習、出征者留守宅や戦没者遺族(誉の家)の援護など、銃後の戦時動員体制の単位だった。

写真(G-27-03)の「慰安演芸大会」は、仙台市土樋地区の町内(土樋第二公会)が、高齢者や町内から出征した兵士や戦没兵の家族を招き慰安する目的で開いた演芸会(昭和17)


公会とは(『市制八十周年記念 仙台の歴史』P147)

「昭和15年11月、市行政の下部機関であった区長制度を廃し、市内に341の公会を編成、18の連合公会に分属させた。公会は直ちに隣組を結成、戦時体制は市民生活に直接入り込んだ。」

【解説】を印刷